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【用途から選ぶ!】充電式電池エネループとエボルタの違いを比較検証

太陽光発電

子供のおもちゃからパソコン周りのグッズまで乾電池の用途は多岐にわたります。

最近では携帯ゲーム機に専用バッテリーが使われることも少なくありませんが、いまだに充電式乾電池には需要が多く、さまざまな会社が販売しています。

 

ここでは充電電池の中でも知名度が高いエネループとエボルタの違いについて解説していきます。

充電乾電池の特徴

充電乾電池と普通の乾電池の違いは「充電できるかどうか」という点です。

充電電池は電気を加える(充電)をすることで再利用ができます。

通常の乾電池を充電することはできませんし、無理にでも行うと内部でガスが発生して爆発する危険性もあります。

 

ここではエボルタとエネループ違いについて解説する前に、そもそも「普通の電池と乾電池の違い」「充電池のメリット」について解説します。

普通の乾電池となにが違う?

電池というのは形状や大きさに違いはありますが、基本的な構造は全部同じです。

小学生や中学生の頃に理科の実験で、レモンに銅板と亜鉛板を刺して化学反応を起こし電池を作る実験をしたことがある、もしくはそういった実験を聞いたことがあるという人がいると思いますが、一部例外を除いて電池はこれと同じ仕組みです。

 

その二枚の金属板やレモンを他の物質にしたり、配置やパッケージ化の際に工夫するかという違いによって特性が違う電池が生み出されるというわけです。

 

このレモン電池は基本的に使い捨てです。

というのも内部で科学反応を起こして電力を発生させるわけですが、それはどのようなことをしても元の状態に戻ることがないためです。

これを「一次電池」と呼び、普段使う使いきりタイプの乾電池はこの方式です。

 

一方で外部から電力を加えることで元の状態に戻す仕組みとなっている電池もあります。

これが「二次電池」というものであり、一般的に「充電池」「バッテリー」と呼ばれるものになります。

 

ちなみに自動車などに使われる「燃料電池」は外部から燃料を加えることで持続的に発電を行うというもので、一般的な電池というよりも発電機に近いものです。

充電乾電池は使えば使うほどお得

では次に充電池のメリットについてですが、個人での利用で一番大きなメリットは繰り返し使えるのでランニングコストが安くつくということです。

 

電池でも安いものは100均で購入が可能で十分実用的な性能を備えている一方で、充電池というのは高めで充電器も購入しないとダメなど初期費用は高めです。

実際の例としてエネループのスタンダードモデルは単3電池2本と充電器セットで1000円以上します。

 

しかし2000回以上の使用回数が公称されているので、長期間利用することによって十分元がとれ、むしろお得ということになります。

ゴミにならずエコ

繰り返し利用できるのでゴミが発生しません。

そのため地球環境に非常に優しいといえます。

また電池というのは意外と処分に困る物の筆頭ですから、ゴミがなくなるのは嬉しいものです。

一度の充電でかかる電気代

充電池によって必要な電気代は異なるので一概には言えませんが、エネループとエボルタは1本につき約0,2円、4本でも約1円という非常に低いコストを実現しています

代表的な充電乾電池エネループとエボルタの違い

エネループは元々三洋電機が作っており、パナソニックが提供するエボルタといわばライバル関係の商品でした。

 

しかし、経営危機で三洋電機がパナソニックに買収されエネループもパナソニックの商品となり、現在の「エボルタ&エネループ」の体制ができたのです。

 

そんな代表的な充電式乾電池のエネループとエボルタ。

この2つに大きな違いはあるのでしょうか。

ここでは、それぞれの電池の特徴を比較、解説していきます。

充電可能な回数が多いエネループ

エネループとエボルタを比較した際、エネループの特徴は充電可能回数の多さです。

スタンダードモデルであれば、エネループの充電回数の公称が2100回、エボルタは1800回。

エボルタに比べて300回近く多い結果となっています。

繰り返し使うことが多いのであれば、エネループが向いています。

充電後、より長く使用できるエボルタ

エボルタは充電の容量がエネループよりも多くなっています、そのためエネループよりも一度充電したあとに長く使うことが可能です。

電池の交換を頻繁に行うのが面倒な場所や電力を多く使う場所で使うことに向いています。

電池容量はどちらも3種類

エボルタとエネループには電池容量の低い順から、

  • お手軽モデル
  • スタンダードモデル
  • ハイエンドモデル

の3種類があります。

 

基本的に低容量が安く、高容量は高くなります。

また低容量モデルは安い代わりに充電回数が多いという特徴があるので、電池の容量だけで考えるのではなくうまく使い分ける必要があります。

エネループとエボルタの充電器に互換性は?

エネループとエボルタの充電器は分けられていますが、現行品であれば基本的に互換性があります。

 

気を付けなければならないのは、経営統合前の旧型の充電器です。

  • 三洋製充電器は現行品と旧型のエネループが充電可能。現行品・旧型どちらのエボルタ(パナソニック製)も充電不可
  • パナソニック製は現行品と旧型のエボルタが充電可能。現行品・旧型どちらのエネループ(三洋製)は充電不可

あくまでも大雑把な概念であり、仕様によっては充電ができないこともあるため、詳しくはホームページで確認しましょう。

両方が充電できる充電器はそれを表すシールが貼ってあります。

エネループとエボルタそれぞれの用途に合った使い方

エネループとエボルタにはそれぞれ違いはあります。

極端に大きな差があるわけではありませんが、用途によって使い分けをすることがおすすめです。

 

どのように使い分けをすればよいか、確認してみましょう。

目覚まし時計やリモコンはエネループ

目覚まし時計やリモコンなど「繰り返し利用するが電力の消費はそこまで大きくない」といった場面ではエネループが向いています。

パソコンのマウスやワイヤレスキーボードも、同様の理由で使いやすいといえます。

バッテリーチャージャーならエボルタ

容量が大きいエボルタは充電池式のバッテリチャージャーなど、電気を使う量が多い場面で活躍します。

 

現在、大容量バッテリーが必要になる場面ではリチウムイオン電池が主に使われますが、壁掛け時計や野外で活用して乾電池を使う電気製品など、少しでも長く使って電池の交換回数を減らしたい場面で活用できます。

自作の太陽光発電システムを使えば電気代は無料?

充電池は、充電の際に多少の電気代がかかります。

エボルタなどは4本で1円と非常に安いので気にするほどでもありませんが、これも気になるという方は太陽光発電を自作で作って節約するという人もいます。

 

太陽光発電は太陽さえ出ていれば電気代が無料です。

近年では電気工作の一環として安価な太陽光パネルを自作し、スマホやちょっとした電子機器を充電する太陽光発電システムを利用する人もいます

 

安いといってもパネルだけで数千円、一式を安くそろえても1万円程度はするので節約」という視点ではあまりメリットはありませんが太陽光発電利点知るためにはよい方法といえます。

興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。

「乾電池も電力も上手に使いわけよう」

充電式乾電池は使い方次第で、電気代の節約につながります。

テレビのリモコンやパソコンの周辺機器、さらにはおもちゃなど用途はさまざまです。

 

エネループとエボルタを用途によって使い分けることで、より快適に節約をすることができます。

 

それぞれの特徴を十分に把握して上手に使い分けましょう。

まとめ
  • 充電乾電池とは再利用ができる乾電池
  • エボルタとエネループはパナソニック製だが特徴が違う
  • 充電式電池は容量などによって3つに分けられる
  • 目覚まし時計などはエボルタ、バッテリチャージャーはエネループが用途に合う
  • 小規模の太陽光発電システムを自作すれば充電池の電気代が無料になる

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