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【太陽光ファンドの仕組み】上場企業がつづき期待される安定利回り

太陽光発電

個人が行える太陽光発電は、自宅の屋根に設置する小規模なものだけと思いこんでいませんか?

実は今、個人でも大規模な太陽光発電投資に参入できる仕組み「太陽光ファンド」が続々と誕生しています。

太陽光ファンドに投資して太陽光発電を行えば、個人が行う小規模な太陽光発電投資に比べて売電価格面でより大きなメリットが期待できる上、候補地選択や設備運営をプロに一任することができるので安心・簡単です

21世紀の新たな投資案件として注目が集まる太陽光ファンドについて、その魅力をご紹介します。

太陽光ファンドとは?

再生可能エネルギーの利用促進を目指し、2012年の7月から太陽光発電の「全量買取制度」がスタートしました。
これは、大型の太陽光発電施設で生産された電力を、20年間のあいだ電力会社が固定価格で買い取ることを定めた制度で、固定価格買取制度の1つです。

「全量買取制度」では一般の太陽光発電よりも高い価格で電気の買い取りを行ってもらえるため、この制度を利用した太陽光発電は非常に大きな利益の見込めるインフラ投資です。

しかし、設備の規模等に制限があり、個人の自宅の屋根などで行う小規模な太陽光発電はこの「全量買取制度」の対象外となってしまいます。
そのため、太陽光発電でお得な「全量買取制度」を個人が利用するのはきわめて難しい状況にあると言えます。

そこで、個人でも気軽に「全量買取制度」を利用した太陽光発電投資に参入できるようするために誕生したのが太陽光ファンドです。
太陽光ファンドは、ファンドが個人から出資金をつのって大規模な土地や設備を購入し、「全量買取制度」の対象となる太陽光発電を始め、そこから生み出された売電利益の中から分配金を出資者に返すという投資事業を行う企業です。

太陽光ファンドの仕組み

太陽光発電は、本来土地や設備などで多額の初期費用を必要とする発電事業(再生可能エネルギー事業)投資です。

自宅で太陽光発電を行うにしても、マンションや賃貸住まいであれば設備を設置することができません。
また仮に個人の一軒家の屋根で小規模な太陽光発電を行う場合でも、有利な売電価格で買取してもらえる「全量買取制度」は利用できません。

そこで、多額の費用・土地・設備を持たない個人でも、「全量買取制度」を利用できる大規模な太陽光発電事業に参入したい、という要望を叶えるため、太陽光ファンドが誕生しました。

太陽光発電ファンドの枠組み

太陽光ファンドでの投資の流れは、以下のようになります。

まず、太陽光ファンド業者が太陽光発電に利用できる広大な空き地や、店舗の屋上などの土地を選定し、事業計画を立案します。
業者はその事業計画にもとづいて個人の出資者を募集します。

出資者が集まったら、その事業を運営するための個別の合同会社を設立し、集めた出資金を投じて太陽光発電事業をスタートさせます。

事業運営は全て業者の手によって行われるので、出資者は土地の選定・ソーラーパネルの手配、施設の運営などを行う手間は一切ありません。

そして、太陽光発電事業によって得た電力を電力会社に売却し、その売電利益から諸経費や手数料を抜いた分配金が出資者に分配されるという仕組みです。

設備の準備から運営までの全てを専門家に任せることができるので、初心者が安易に手を出して失敗してしまうというリスクがないのが魅力です。

太陽光ファンドに関わる業者

太陽光ファンドに参入する事業者は、現在続々増えています。
代表的なファンドとしては、株式会社エコスタイルや株式会社ゼックなどがあります。
インフラ投資初心者の方はどの業者を選べばいいのか悩んでしまうかもしれませんが、多くの業者ではホームページで運用実績を公開しています。

 

太陽光ファンドのキャッシュフローの特徴

太陽光発電投資は自然条件によって出来高が左右される投資です。
台風や梅雨などで日照が不安定な時期が長引けばそのぶん利益も減少してしまいますので、そういった面で多少の利益変動は想定しておかなければなりません。

しかしながら、太陽光ファンドは候補地の過去の日照実績から想定される平均日射量を算出し、ある程度の利益が見込めることを前提として事業計画を立案しています。
月単位・季節単位での利益の変動は当然ありますが、年単位の長い目で見れば実際の利益が想定より大きく下落する可能性は低いと考えられます。

また、「全量買取制度」は20年間の固定価格買取を保証しています。
長期にわたって安定的な売電利益が得られるため、キャッシュフローは安定的と言えるでしょう。

上場を果たした企業の利回り

太陽光ファンド事業者の中でも、いくつかの業者は目覚ましい実績を上げ、すでに上場を果たしています。
太陽光ファンド関連の上場企業にはどのようなものがあるのでしょうか?

上場している銘柄

2017年現在、上場している太陽光ファンド事業者は、いちごグリーンインフラ投資法人、タカラレーベン・インフラ投資法人、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人などがあります。
これらの投資法人は、資産規模がきわめて大きく、全国各地に巨大なメガソーラー設備を有しているため安定性が高いのが特徴です。

また、太陽光発電だけでなく多様なクリーンエネルギー発電を熟知した専門家が計画立案を担っているため、長期的に高い利回りが期待できます。
これらの太陽光ファンド事業者は、今後注目の銘柄であると言えそうです。

利回りと安全性

投資事業としての太陽光ファンドを見た場合、上場銘柄の運用利回りは5%~7%という高水準をマークしています。
不動産投資信託の平均利回りが3.7%程度であることをふまえると、太陽光投資はかなり優秀な目標利回りが期待できる投資事業であると言えるでしょう。

太陽光ファンド投資は、国に保証された「全量買取制度」を活用した投資のため、比較的リスクの少ない安定した投資です。
しかしリスクがゼロというわけではありません。

たとえば、設備の劣化への対応が明白にされているかどうかは大切なチェックポイントの1つです。
太陽光発電は5年~10年という長期タームで運営される事業です。
当然、ソーラーパネルなどの発電設備は使用年数が長くなればなるほど劣化し、発電効率は悪化していきます。

設備の劣化が前提条件として考慮されているか・設備の交換やメンテナンスはきちんと計画されているか、などには十分注意して投資商品を吟味する必要があります。

また、「全量買取制度」の改変や廃止には注意しておかなくてはなりません。
制度の変更によって事業環境が大きく変化してしまえば、予定していた売電利益が見込めなくなる可能性もあることを十分認識しておきましょう。

出資するには?

「投資」と聞くと、なかなか素人には手が出しにくいという印象を受ける方も多いのではないでしょうか。
実際、高リスク高リターンの投資も多くあり、知識のないままにスタートさせてしまうと失敗してしまうケースも少なくありません。

しかし、太陽光ファンドは一般の方でも小口から気軽に参加しやすいのが魅力の投資方法です。
家庭に眠っている余剰資金を、銀行に預けておく代わりに太陽光ファンドに預けてみるという方も増えています

また、自分で設備の手配や運営をする手間がないため、副業をする余力がないけれど副収入が欲しいという忙しいサラリーマンの方や年金生活者の方にもぴったりです。
「投資は難しそう」という先入観を取り払い、一度検討されてみてはいかがでしょうか

どこで申込みすれば良い?

太陽光ファンドに出資したい場合、まずはそれぞれの事業者のホームページを確認されると良いでしょう。
現在募集中の投資案件が公開されているほか、さらに詳しい資料請求や投資の申し込みなどもホームページから行うことができます。

また、セミナーや説明会を開催している業者も多数あります。
まだ投資するかどうかは決めておらず、まずは詳しい説明を聞いてから検討したいという方でも気軽に参加できます。
気になる方は、一度説明会に足を運んでみるのも良いでしょう。

いくらから出資できる?

最低出資額は業者によって違いますが、最低10万円程度から参加することができます。

出資期間も、長いもので10年間、短期のもので1年間などがあり、ご自身の資産運営状況によってさまざまなバリエーションの中から選択できるようになっています。

最後に 太陽光ファンドは、リスクが少ない

太陽光ファンドは、本来巨額の初期費用がないと参入できない大型太陽光発電事業に、個人が小口から参加できるという点が最大の魅力のインフラ投資です。

「全量買取制度」によって、20年間売電価格が保証され、安定して事業が行われるため、リスクも少なくてすみます

銀行の金利が絶望的になっているなか、リスクの少ない投資としては、魅力的な利回りです。

一度、検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ
  • 太陽光ファンドは再生可能エネルギー事業に注目した投資
  • 「全量買取制度」により、安定した利益が見込める
  • 土地や施設の選定は専門家に一任でき、初期費用の個人負担もないため、誰でも大型太陽光事業に参入できる
  • 出資方法もさまざまで、少額・短期間から気軽に行えるものが増えている

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