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【人気ブログまとめ】太陽光発電の売電収入はどれくらい?

太陽光発電

これから太陽光発電システムの導入を考えているなら、やはり気になるのが売電収入でしょう。

太陽光発電システムの導入価格は下がってきましたが、初期費用をかけても売電収入が少なければ、元を取ることができません。

現在の売電収入はどのような傾向にあるのでしょうか。

売電収入の額が気になる方は、Web内覧会やブログで公開されている太陽光発電の情報を参考にしてみましょう。

おすすめブログをいくつか紹介します。

 

太陽光発電で売電をするなら

太陽光発電で売電するなら、どのような利益が見込めるのか知っておく必要があります。

 

余剰売電と全量売電の違い

太陽光発電の買取制度には、余剰売電と全量売電の仕組みがあります。

一般家庭の場合は余剰電力の買取制度に基づく買取です。太陽光発電で発電した電気を、自分の家庭で使った量を引き、余った分を売ることができます

固定買取期間は10年で、2017年固定買取価格は28、もしくは30円です。

全量買取とは、10kW以上の太陽光発電に採用されている制度です。

産業用太陽光発電システムが当てはまり、企業が土地や屋根の上などに設置し発電する場合や、学校でも大規模発電を活用しているケースがあります。

ほかにも賃貸住宅の屋根など、一般家庭と比べて規模が大きいタイプに適用されます。一般家庭屋根には、4~5kWのパネルしか設置できないため、通常は当てはまりません。

固定買取期間は20年で、2017年の買取価格は21+税です。

一般家庭でも土地や屋根などを利用し、10kW以上となれば全量買取にすることができます

 

太陽光発電の売電で押さえておくべきポイント

太陽光発電システムを導入する前に、覚えておきたい事柄があります。

 

売電単価の推移

こちらが2012年〜2017年度までの売電単価の推移です。この6年間で、かなり価格に変動があったことがわかります。

住宅用10kW未満(余剰買取・税込) 産業用(全量買取・税別)
出力抑制あり 出力抑制なし 10kW以上 2,000kW以上
2012年度 42円/kWh 40円/kWh
2013年度 38円/kWh 36円/kWh
2014年度 37円/kWh 32円/kWh
2015年度 6/30 35円/kWh 33円/kWh 29円/kWh
2015年度 7/1~ 27円/kWh
2016年度 33円/kWh 31円/kWh 24円/kWh
2017年度 30円/kWh 28円/kWh 21円/kWh 入札制度で決定

【10kW未満のダブル発電・売電単価の推移】

2012年 34円/kWh

2013年 31円/kWh

2014年 30円/kWh

2015年 27円/kWh(出力制御なし) 29円/kWh(出力制御あり)

2016年 25円/kWh(出力制御なし) 27円/kWh(出力制御あり)

2017年 前年に同じ(価格変動なし)

 

太陽光発電システム導入費用の推移

太陽光発電システムの平均導入費用は、2012年では1kW当たり46.6万円、2013年は42.7万円、2014年は38.5万円となっています。

この金額は、太陽光パネル、パワコン、架台、工事費を含む1kW当たりの費用です。近年は30万円台まで低下し、年々価格が減少しているため、数年前とくらべて設置しやすくなったといえます

 

法定耐用年数と減価償却について

売電収入を得て確定申告をする場合、法定耐用年数減価償却を知る必要があります。確定申告をしない場合でも、法定耐用年数を経年劣化期間の目安とすることが可能です。

法定耐用年数は、国税庁が定めています。

太陽光発電システムは、機械設備に分類されており、耐用年数は減価償却の耐用年数等に関する法令別表二の、「55 前掲の機械及び装置以外のもの並びに前掲の区分によらないもの」の「その他の設備」の「主として金属製のもの」に該当するものです。

すなわち、耐用年数は17年になります。

減価償却は、10万円以上で法定耐用年数が1年以上の資産を定めた年数で割り出し、経費として計上することができます。

太陽光発電システムで収益を得ていれば、太陽光発電システムも減価償却の対象となります。太陽光発電システムは、17年が耐用年数のため、17で割った金額が毎年の経費として含めることが可能です

 

太陽光発電の売電収入に関する参考ブログを紹介

実際に太陽光発電で収入を得ている方のブログの、発電実績を紹介します。

 

ガリブログ~一条工務店 i-martに住んでいます~「太陽光ローン返済は毎月の売電収入で賄えるのか 入居1年目は黒字・それとも赤字だったのか」

一条工務店で家を建て、13.2kWhの搭載量で、全量買取制度、売電単価は34.56円、太陽光パネルの費用は約440万円かかった方のブログです。

この方は金利1%の太陽光パネルローンを利用しています。

金利を含めると総額で463万円を10年ローンで返済することになります

実際に発電量と返済額を比較してみると、8月~翌1月までの売電収入は、ローンの返済額を下回っています。しかし、3月~7月まではプラスとなっているため、年間で換算すると3.6万円の赤字となっているそうです。ローンが完済する11年目からは収益を得られる計算ではありますが、メンテナンス代や発電効率の低下を見込むと、利益を得ることができるかはわかりません。

  • ブログURL

https://www.gachi-home.com/entry/2016/02/13/134719

 

節約+シンプルライフでやさしい暮らし。「もうすぐ設置1年。太陽光発電2月の売電収入を公開!」

太陽光発電システムを設置して1年経った方のブログです。1年間の売電価格を公開されていました。この方の売電価格は、月々1万円台が多いようです。多い時では2万円後半に達しています

太陽光発電システムの導入費が1,890,000円、1年間の売電収入が191,406円という結果になりました。回収率は10.1%ということで、まずますの収益を得られているそうです。太陽光発電パネルが15年保証、パワコンが10年保証付いているため、10年間で元が取れれば活用するメリットがあると考えているようです。

  • ブログURL

 

ハリオの日記「太陽光発電を1年運用してみて、10の思ったこと、考えたこと」

不動産投資の選択肢として、太陽光発電システムを1年間導入されている方のブログです。メーカーがやってくれた発電量のシミュレーションと、導入電力量を比較したデータがあります。

達成率はほとんどの月で100%を超えており、1日当たりの収益は100円台~200円前半となっているようです

この方の導入した太陽光発電による不動産投資は、賃貸方式で20年後設備を無料譲渡する約束で、撤去費用を免除してもらう契約となっています。節税対策効果を求めていて、初期費用が準備できる方におすすめということです。

トントンでの運用でも20年間で、600万円の利益、うまくいけば1,000万円の利益が見込める内容となっています。太陽光発電を利用した投資を検討している方は、参考にしてみるとよいでしょう。

  • ブログURL

 

太陽光発電で西向き屋根でも「太陽光発電をつけて失敗した!」

太陽光発電システムを導入して、失敗した人の声を掲載しているブログです。

失敗した人で割合が多いのが、訪問販売でのトラブルだということです。

なかには無料で設置すると言う業者や、契約後に売電価格が異なっているケース、嘘の説明が多くクーリングオフ期間が過ぎて解約できないなどがあります。

また、安い業者を選んだら施工がいい加減で、雨漏りしたというケースも掲載されています。太陽光発電システムを利用する場合は、施工業者の質も問われるため、導入前に複数の業者から見積もりするのがポイントということです。

●ブログURL
http://taiyouko-nishi.com/archives/416

 

家づくりブログ「私の失敗~太陽光発電①~」

マイホームを建てて、失敗したことを掲載されているブログです。

新築時に4kWの太陽光発電を取り付けたそうです。最初は光熱費0円になるかと期待されていたそうですが、実際には冬の暖房で電気を使う時期には、光熱費0円にすることはできないようです

それでも2009年から太陽光発電の売電価格が2倍になり、多いときは1万円以上の売電収入を得ています。

トータルでは、936,866円の売電収入を得ていて、月々の平均電気代が588円だそうです。現在はまだ元が取れていなくても、月々の電気代が安く、10年後に売電収入を得られると考えると設置したメリットがあるといえるのではないでしょうか。

  • ブログURL

https://www.ielcome.jp/together/ru_shia/building/article-1330.html

 

自宅環境を確認して太陽光システムを導入すべき

太陽光発電システムは、各施工会社でもシミュレーションを出してくれます。

地域によって日照時間が異なり、家庭ごとによっても太陽光が当たる時間は変わってきます。そのため、信頼できる施工業者からどのくらいの年間発電量、また年間売電収益が得られるか、詳しく調べてもらうようにしましょう

家庭によっても、10年間の電気代を安くできるからメリットが高いと考えるのか、売電収入を得たいと考えるかによって、設置面積や選ぶ太陽光発電システムも変わってきます。
実際に太陽光発電を設置している人のブログを見てみると、自分の家庭でどのような収益を得られるか予想することができます。

上記以外にも、日本開発企画株式会社のWEBサイトでO野という方が書いている「太陽光ブログ」や、30年近く太陽光発電に携わっていた方が自宅の屋根発電実績を記録している「元太陽光発電技術者の道楽ブログ」など、参考になるブログはたくさんあります。

まずは、太陽光発電システムで成功している人、失敗している人の声を参考にしてみましょう。

太陽光発電システムは10kW以上の規模となれば、事業用としても活用でき、減価償却で節電効果も上げることができます

体験談を参考にしながら、様々な太陽光発電システムの導入方法を考えてみてください。

 

まとめ
  • 太陽光発電の売電価格の推移をチェックしよう
  • 太陽後発電システムの価格が下がり導入しやすくなった
  • システムを導入してから10年後に元が取れていれば設置したメリットがある
  • システム導入を失敗しないために複数の業者で見積もりするのがおすすめ

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