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【業界注目】これからが期待される新電力エネサーブ株式会社の特徴

太陽光発電

電力自由化に伴い、電力小売事業へ参入した企業に「新電力エネサーブ株式会社」という会社があります。

日本で一般消費者向けに電力自由化が施行されたのは2016年ですが、現在でもたくさんの新電力事業者が参入しています。

 

数多くある新電力事業者のなかで、エネサーブ株式会社の提供するサービスとはどのようなものなのでしょうか。

新電力事業者として、その将来性や事業内容、エネサーブ株式会社の電力を購入するメリット・デメリットや企業分析などについて解説します。

新電力エネサーブ株式会社とは?

 

 

出典:http://www.eneserve.co.jp/recruit/images/index/logo.png

 

新電力エネサーブ株式会社」は、大和ハウスグループの総合エネルギーサービス業を指向しており、平成15年に電力小売関連事業を開始しました。

現在、さまざまな地域の多様な業種の顧客に向け、電力会社の送電線を介して電力を販売しています。

 

社員数は187名(2018年4月現在)で、本社は滋賀県大津市。

電力小売事業部は大阪市と福岡県に拠点があります。

また発電設備は大津市と福岡、京都に3ヶ所「エネルギーセンター」を設置しています。

 

東日本支社には仙台事業所や埼玉事業所、千葉事業所があるほか、フランチャイズ制を導入してグループの販売店が新潟や群馬、長野など9営業所を展開しています。

 

新電力エネサーブ株式会社の電力は、バイオガスによる発電で作り出されます。

電気の環境価値を証書化したグリーン電力証書の発行および販売を行い、地球環境保全にも寄与しているのです。

 

さらに、地球温暖化対策や省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)、温暖化対策推進法の改正に合わせ、電力設備監視システム「G-Pacs」の開発・販売を平成20年から行っています。

 

この「G-Pacs」とは、従来の24時間遠隔監視システム(CMS)を大幅に改良し、さらにCO2排出量計測・設備機器のエネルギー効率計測機能を付加した商品です。

エネサーブ株式会社は、G-Pacsから得られるCO2排出量や機器ごとのエネルギー効率データを元にして、顧客に対して省エネの分析や提案を行うことを主としたサービスを提供しています。

エネサーブ株式会社の求人情報

エネサーブ株式会社で求人検索をしてみると、さまざまあります。

諏訪公共職業安定所岡谷出張所では、営業技術者・電気技術者の求人情報が提供されています。

 

営業所はJR中央本線下諏訪駅徒歩15分の場所にあり、募集は正社員で勤務体系は週休2日制をとっておらず、時間外勤務は月平均72時間となっています。

 

ハローワーク求人番号は「20141-01380081」

勤務日や仕事内容などの詳細は面接時に説明があるとのことです。

ほかにも気になる事業所名があれば、ハローワークなどに問い合わせてみるとよいでしょう。

エネサーブのメリット

一般消費者が新電力エネサーブ株式会社の電力を購入するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

電気を安く提供

電力自由化によって、電力事業者を選んで電気を購入できるようになりましたが、その大きなメリットとしては電気料金が安いことがあります。

エネサーブ株式会社も、多様化する顧客のニーズに応えるべく、より安価な電力を簡単な手続きで、安心して購入できるよう企業努力を行っています。

 

安価で電気を供給できる理由は、同社が長年培ってきた経験によるデータベースを活用し、季節や時間帯によって異なる電力使用パターンを持つ複数の顧客を組み合わせて、より効率的な発電方法で電力を供給しているからです。

万全のバックアップ体制

エネサーブ株式会社では、発電した電力を大手電力会社の送電ネットワークを経由して送電しています。

このため、従来とまったく同じ品質で、安定した電力を供給できます。

 

もし事故などによってエネサーブ株式会社の電力供給に支障が生じた場合でも、大手電力会社とバックアップ契約を締結しているため、電力の補給を受けることが可能です。

つまり顧客には何の支障もなく、契約条件どおりの電力供給が受けられるというメリットがあります。

 

さらに同社では「受電設備補償保険制度」を導入しています。

顧客の設備に落雷や水災が発生し、損害を被った場合には復旧費用を1,000万円を限度に補償する制度です。

 

なお、この補償範囲は電力会社との責任分界点から、受変電設備内負荷側出力ブレーカー設備までとなっています。

分かりやすい手続き内容

電力会社の契約を乗り換えるための手続きは面倒ですよね。

 

しかしエネサーブ株式会社なら、大手電力会社との電力需給契約をエネサーブとの契約に変更する手続きだけで、手続きが完了します。

 

もちろん、追加で顧客が費用を負担しなければならないということは、原則として発生しません。

クリーンエネルギー

同社の綾部エネルギーセンター(京都)と天道エネルギーセンター(福岡)では、発電所から排出される風を利用した風力発電システムを設置・運転を行っています。

 

これは発電所で使われているディーゼル発電装置の冷却用に使われた排風を、小型の風力発電機の羽根に当てることで発電するシステムです。

 

そのまま排風として放出されていたものを再生可能エネルギーとして活用しているため、クリーンエネルギーとして環境に配慮されています。

エネサーブのデメリット

新電力エネサーブ株式会社の電気はクリーンエネルギーで、しかも低価格で購入できるというメリットばかりが強調されていますが、デメリットも存在します。

 

さっそく解説しましょう。

 詳細な情報がない

エネサーブ株式会社は新電力事業者として、たくさんのメリットを持っていますが、あまり詳細な情報が公開されていないというデメリットがあります。

同社のサイトなどを見ても、電力小売事業のページはあるものの、詳細な料金プランなどが記載されていません。

 

もともと同社は電力小売事業に関して、一般消費者への電力自由化がはじまる以前(2008年)から取り組んでおり、新電力事業者といっても2016年の電力自由化でも積極的に顧客獲得へ動かなかったのではないかと想定されます。

 おもな取引相手が企業

前述のように、企業向けの電力小売事業を手がけてきたエネサーブ株式会社は、現在でもおもな取引相手が企業単位となっているようです。

 

そのため、基本的には対企業間で取引契約が行われるため、個人の消費者に向けた料金プランを定めていないといった事情があるのでしょう。

家庭向けに電力供給は行っているのか?

新電力エネサーブ株式会社の電気料金などは、サイトなどで調べても詳細な情報を得ることは厳しいと状況です。

では実際に、家庭向けに電力供給サービスを行っているのでしょうか。

 

同社では2003年の高圧市場における電力小売自由化によって、電力小売事業に参入しました

事業内容としては、市場からの電力調達と自家発電による電力を組み合わせ、安価な電気としてコンサートホールや地方自治体(市役所など)へ電気の供給を行ってきました。

 

2016年の一般家庭および個人の店舗などへの電力小売自由化に対しては、細かい制度が決定しておらず、どの程度安価な電気を提供できるか調査中とのことで、一般向けの販売は現状ないようです。

 

もし、そうとう大手電力会社よりも安く電気が提供できるようであれば、改めてアナウンスするとのことなので、推移を見守っていきたいところですね。

エネサーブ注目のサービス「Daiwa Power」

エネサーブ株式会社では、法人向けに安全で安価な注目の新電力サービス「Daiwa Power」を提供しています。

主にレストランなどの飲食店や美容院、ネイルサロンなどのサービス業、歯科や眼科医院など、事務所で仕事をする個人向けの電力小売サービスで、電力会社よりも安い電気代によって経費削減をおすすめしています。

 

このサービスの注目ポイントは、電力を供給できるエリアの広さにあります。

「Daiwa Power」は東京電力管内と関西電力管内をカバーしており、電力供給エリアは15都府県におよびます。

もちろん送電システムは東電、関電の送配電ネットワークを利用するため、送られてくる電気の質は同じです。

 

また、新たに電気設備を設置しなくても、これまでの大手電力会社による電気供給と同じなため、初期投資が不要なのも魅力です。

電力会社からの乗り換えで気になる保安管理電線など配線に関わる設備管理系も、同社の電気主任技術者が保守点検等の電気保安法人業務を行うため安心です。

クリーンエネルギーを企業・法人向けに行っている

新電力エネサーブ株式会社について紹介しましたが、一般家庭向けの供給がはじまるには少し時間が必要なようです。

 

企業・法人向けにクリーンエネルギーを提供している同社は、長い間電気事業に携わってきた経験を元にしています。

 

もし一般家庭向けに電気供給がはじまった際には、乗り換えを検討してみるのもよいでしょう。

まとめ
  • 新電力エネサーブ株式会社は、大和ハウスグループの総合エネルギーサービス企業
  • 新電力エネサーブ株式会社は、主にバイオガスによる発電とクリーンエネルギーによる発電を行う
  • 長年、電気事業に携わった経験を元に安価で安心な電気供給が可能
  • 企業や法人向けの電気小売事業を行ってきたが、今後は家庭向けの電力小売サービスも手がける可能性がある

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