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【損なの?得なの?】太陽光発電導入の問題点と解決策を大公開!

太陽光発電

自然エネルギーの中では最も一般に広まっているのが太陽光発電です。
その一方で様々な問題点も指摘されており、あまり良い評価を下さない人も珍しくありません。
ここではそんな太陽光発電のメリットや問題点などを考えながら、その解決策を提示していきます。

太陽光発電を導入するメリット

まず、太陽光発電導入のメリットについて考えていきます。
太陽光発電と言っても産業用の大規模な物から住宅用発電システム、家庭用の個人が自作するための小型発電システムまでいろいろありそれぞれメリットが違います。
ですから、ここでは住宅用ソーラーシステムについて解説していきます。

売電などで光熱費削減

一番大きなメリットは売電や蓄電で光熱費の削減、場合によっては利益を出すことが可能という事です。
2017年現在の売電価格は条件によりますが、家庭用であれば1KW28円もしくは30円程となっています。
またソーラーパネルの価格も下がっていますし、大型の蓄電池を合わせることで効率よく電気料金を下げる方法も考えられており、経済的に大きな利益をもたらす可能性があると言えます。

設置場所をあまり選ばない

投資として見た場合の太陽光発電システムのメリットとして、売電のほかに「比較的広範囲の土地で利用できる」というものがあげられます。

太陽光発電は、

・太陽光が届く
・電力会社と連係(送電施設と接続すること)が取れる
・パネルを設置できる
という土地であれば基本どこでも利用できます。

ですので、田舎で今まで使い道がなかったような土地や住宅の屋根などでも光量さえ確保できれば利益を生み出すことが可能であり、ここまで一気に広がった理由の一つとなっています。

補助金制度がある可能性

以前は太陽光発電を広めるために政府が設置のための補助金を出していました。
しかし現在は太陽光発電がかなり広がったので、政府は補助金の支払いを行っていません。
ただ、地方行政では、まだ太陽光発電設置のために、最高で十数万円程度の補助金制度を実施しているところがあります
この補助金制度は徐々に少なくなっているのですが、うまく使えば初期投資を抑えて利益を上げやすくすることができます。

災害時の補助電源として

太陽光発電システムを導入する目的として、意外と多いのが災害時の補助電源という目的です。
災害によって停電が起きた時の補助電力として、以前から工場などで太陽光発電は使われていましたが、住宅用として広まった結果個人でも災害時の補助電源として太陽光パネルを設置する人がでてきたのです。
災害時、復旧までの数日間とは言え電気がないのとあるのでは大きな違いとなりますし、災害がない時は売電用として利益を出すことができると、一石二鳥の存在と言えるのです。

太陽光発電の問題点はあるの?

太陽光発電はメリットが複数ある一方で、回避できないデメリットも存在します。
確実に利益がでる投資は存在せず、それは自然エネルギーも同じなのでそのリスクをしっかりと踏まえた上で設置を考えることが重要です。

初期費用やメンテナンス費用、保守点検費用が高い

まず一番大きな問題として設置のための必要な初期投資や設置後の保守、メンテナンスに必要な必要が高いという事があげられます。
設置費用は利用するパネルや業者によっても異なりますが、住宅用であれば100万円以上、場合によっては200万円前後必要になります。
もちろん設置した後も定期的にメンテナンスをしないとパフォーマンスが維持できませんし、平地に設置するのであれば盗難やいたずら対策として金網などの設置も考えなければいけません。

売電価格や補助金が減っている

それなりに高額の設置費用が掛かる一方で、補助金は年々減少傾向にありますし、売電価格も下がる一方です。
国が行っていた補助金はすでに停止されましたし、市町村ごとに使われる補助金も廃止や減額、条件が厳しくなるなど減る傾向にあります。
売電価格も設置者が増えるにつれ低くなる傾向にあるなど、投資に対して売電収入でリターンが確保しにくくなっているという現状があります。

自然エネルギーなので天候任せ

また太陽光発電に限らず自然エネルギーや再生可能エネルギー全般に多いデメリットですが、自然相手なので安定性がありません
「太陽エネルギーで発電して売電を行う」という仕組みである以上、どれだけ設置場所に配慮しても曇りや雨が多ければ発電量は減ります。
また、温度によっても発電量が変わるなど諸々の要因が影響するので数年単位の長い目で利益の収支を考える必要があります
賃貸や駐車場などは利用者の変動があると言ってもある程度明確な数字として判断できますが、太陽光発電はそういう訳にはいかない問題があるわけです。

設置後に影響がでる可能性

また数年、長い場合には十年単位で考えるので、設置後に何かしらの影響が出る可能性も考える必要があります。
地域開発によって、建物ができ太陽光がさえぎられるという事になれば売電収入が大きく下がるでしょう

問題点の解決策や対策とは

こういったデメリットがありますが、これらはしっかりと対策をする事である程度は解決しますし、企業やメーカーなども解決に乗り出しています。

例えば設置費用の問題ですが、近年は世界的な太陽光発電の広がりで太陽光パネルの価格が低くなっています

また経験を積んでいる企業が増えてきたことによって、事前調査の精度も高くなっていますしトラブルも減ってきています。

その結果、しっかりと情報を集めて計画を立てれば売電価格や補助金が少なくなっても利益を上げることができるようになっています

もし何か不安なことがあれば、太陽光発電系の公式サイトから問い合わせをして、解決策を生み出しましょう!

 

近隣トラブルに要注意!

前述でご紹介したデメリットは、「投資」としてのデメリットですが、意外と多いのが近隣とのトラブルの問題です。

例えば、太陽光パネルを設置向きの関係で反射光が起き近隣住宅にあたるというトラブルがあります
光が直接あたらなくても、反射光の結果気温上昇が起きる可能性もあるのですが、利益などの面は考えても、意外とそこまで気が回らないという人が多いようです。

他にも、産業用のメガソーラーでは盗難や破損事件によって地域住人からのイメージが悪くなることがありますし、管理が行き届かず雑草が生え迷惑をかけることもあります。
こういったトラブルの多くは事前に確認することで防ぐことができますし、家庭用以上の規模が大きい発電施設を作るのであれば、近隣住人の理解を得ることがポイントとなります。

太陽光発電を導入すると損?得?

損か得か、を端的に言えば「時と場合による」ということがいえます。

過去には、補助金や高い売電価格を前提に「とりあえず設置したら儲かる」といういい加減な計画が存在しましたが、これは既に成り立ちません。
しかし、投資に必要なコスト自体は下がっていますし、事前調査や設置に関するリスク回避のノウハウを持つ企業も増えてきました。
ですから、しっかりと計画を立てた上で利益を上げようと考えるのであれば以前よりもリスクが少なくなっていると言えるでしょう

リスクを踏まえた計画をしよう

太陽光発電はメリットだけではなく様々なデメリットが存在します。
しかし、そのデメリットの解決策や対策なども考えられているので、しっかりと計画を立てれば今でも十分利益を上げることが可能です。

とりあえず作ればもうかる、という安易な計画は既に成り立ちませんが、事前調査などをしっかりとした設置であればむしろリスクが減っていると言えるでしょう。

まとめ
  • 太陽光発電にはさまざまなメリットがある
  • 一方でデメリットも多い
  • また設置による近所トラブルの問題もある
  • これらのデメリットの解決策や対策も考えられている
  • 無計画な設置では利益が上げられないが、しっかり計画を立てればリスクが減る

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