太陽光発電システムは、大手だけでも京セラに三菱、パナソニックなど数多くのメーカーが取り扱っています。購入しようとした時、どのメーカーにしたらいいのか迷ってしまう人も少なくありません。
費用、太陽光パネルの形状、エネルギー変換効率、保証制度などの特徴も、各社さまざまです。大手メーカー各社の特徴、口コミなど商品選択の参考になる情報を紹介します。
太陽光発電メーカーをみんなどう選んでいる?
太陽光発電のメーカーにはさまざまなものがありますが、選択にあたっては何を基準にすれば良いのでしょうか。
たとえば、一番気になるのは費用でしょう。システム総額はもちろんのこと、工事代、割引金額、kW単価などにも注意しなければいけません。
太陽光パネルもまず適切な大きさのものを選択する必要があります。種類、色、形、出力、エネルギー変換効率などについても気になるところです。設置場所によっては耐雪、塩害対応などの耐久性も重要になってきます。
システム保証、出力保証といった保証制度についても必ずチェックしましょう。太陽光発電システムは長い期間使用するものなので、そういった保証制度も重要です。
以上のような項目のなかでもカギとなるのがエネルギー変換効率とkW単価です。これによって各社の商品は発電量重視型、早期回収型、初期費用節約型に分類することができます。
とにかく売電をして収益を得たいならば発電量重視型の東芝がおすすめです。できるだけ投資回収を早くしたい早期回収型としてはカナディアンソーラー、三菱電機などが最適です。高性能なのに低価格な初期費用節約型にはソーラーフロンティアがおすすめになります。
各社製品にどのような特徴があるのか見てみましょう。
まずは大手国内メーカー5社に絞って特徴を紹介
一口に太陽光パネルといっても国産製品、輸入製品などさまざまなものがあります。まずは大手国内メーカー5社を比較してみましょう。
シャープの特徴
太陽光発電業界の古株的存在です。長年にわたる研究による豊富なラインナップを誇ります。なかでもブラックソーラーは完全国産かつエネルギー変換効率の高さで知られています。
ただし、モデルによって品質にはバラつきがあることに注意してください。
パナソニックの特徴
パネルメーカーとして長い歴史があります。独自のHIT太陽電池を用いたエネルギー変換効率の高い商品が魅力で、パネルの出力劣化率も低くなっています。ただし、その分価格は高めで、なおかつパネル製造はマレーシアという点が気になる人もいるかもしれません。
しかし、創蓄連携システム、スマート家電などと合わせ家を丸ごとエコ化できるという強みがあります。
東芝の特徴
世界最高水準の変換効率を誇るパネルを日本独占販売することで人気急上昇中です。パネル製造は世界的メーカーの米サンパワー社で、日米の最新技術が集結されているといっても過言ではありません。
ただし、価格は多少高めになります。廉価シリーズもあり、こちらは豊富なサイズを展開中です。
京セラの特徴
日本で最初に住宅用の太陽光発電システムを販売しました。違和感なく民家の屋根になじむデザインは秀逸かつ、負担を軽減すべく軽量化がはかられています。
変換効率は他社と比較してやや低めながら、比較的リーズナブルなことが特徴です。
三菱電機の特徴
人工衛星用の太陽光発電システムでの実績があり、メガソーラー建設に関わったことも多い国内有数の太陽光発電メーカーです。積雪、塩害にも強いことが特徴の一つになっています。
ソーラーパネルで発電した直流電流を交流に変換するパワーコンディショナーの変換効率の良さには定評があります。
大手国内メーカー5社の口コミ・評判を紹介
メーカーを選ぶ時は、実際に購入した方の声を参考にするのがおすすめです。大手国内メーカー5社の口コミをご紹介しますので、感想や購入の決め手などをチェックしてみましょう。
シャープの口コミ・評判
国内シェアナンバー1と聞いて、シャープにしようと思いました。日本だけではなく世界中に設置されていて、全太陽光発電システムのうちのおよそ2割がシャープ製というのも信頼の証しといえるのではないでしょうか。
そんな優れた商品であるにもかかわらず、意外とリーズナブルだったことも決め手になりました。
専門知識を持つ担当者が、システム監視と定期点検をしてくれるのも安心です。うちの屋根はちょっと変わった形なんですが、とにかくパネルの種類が豊富で、限られたスペースながら発電量はかなりのもので満足しています。(50代会社員)
パナソニックの口コミ・評判
太陽光発電って高温になりすぎても変換効率が悪くなってしまうんですよね。日当たりが良すぎるぐらいのうちは太陽光発電をよくすすめられるぐらいでしたが、まさか高温対策を考えなければいけなくなるとは思ってもみませんでした。
でも、パナソニックの暑さに負けないHIT素材に出会えて良かった!単結晶シリコンと薄膜アモルファスを結合したHITならば、高温になりやすい場所に設置しても発電効率が低下してしまう心配もありません。
しかも変換効率にも優れているので少ないパネル数で目標としていた電気を作ることができています。うちみたいに初期費用はあまりかけらない人にもおすすめです。(30代主婦)
東芝の口コミ・評判
うちの屋根は狭いので、少ないパネルで十分な発電ができるということを第一にリサーチしていました。その条件にピッタリ合致していたのが東芝でした。
他社と比較して単位面積あたりの発電量が40%以上も高いというスグレモノなんです。
ソーラーパネルにありがちな割れ目、まだら模様などもなく、セル同士を接続している銀色の部分は裏面になっていてギラギラと目立つこともありません。家の外観を損なわない高級感も気に入っています。(40代会社員)
京セラの口コミ・評判
大手メーカーでも製造は海外工場ということも結構ありますが、とにかく純国産の商品を探していました。京セラではシリコンの鋳造から太陽電池モジュール完成までの全行程をすべて社内で行っているとのこと。さらに、一般的な国際基準よりも厳しい独自の長期連続試験を実施していると聞き、安心できるなと思いました。
実は我が家はトヨタのプリウスに乗っているのですが、京セラの太陽光発電を採用しているというのも親しみを持つことができたと思います。(60代会社員)
三菱電機の口コミ・評判
保証・サポートプランが充実しているのがうれしかったです。
太陽光発電の多くはモジュールの出力保証は10年、パワコンと接続箱にいたっては1年しかないものです。でも、三菱電機では有償でモジュールの出力保証20年、パワコンと接続箱は10年というものがあったので、早速契約することにしました。
太陽光発電は少なくても10年以上は使うものです。これくらい長期保証してくれないと安心できませんよね。
また、うちは豪雪地帯の海辺にあるんですが、積雪や塩害にも強いということで安心しています。
他社製品はこのあたりでは積雪の関係で設置できないといわれたこともあったんですが、積雪1.5m相当の重量にも耐えることができるというのは安心です。(40代主婦)
自宅の条件によってメーカーを選ぶ
いざ、自宅に太陽光発電システムを設置しようと思っても、どのメーカーを選べばいいか迷ってしまいます。
自宅にあったもの選びましょう。
屋根の大きさや形
まず、ソーラーパネルを設置しようとしている屋根の大きさと形に注意しなければなりません。同時に屋根が耐えることができる重量には限界があるという点にも注意します。
重量オーバーにならない範囲で、いくつかのパネルを組み合わせ、できるだけ余白を少なくする工夫が求められます。
サイズ豊富なメーカーほど、多様なパターンに対応できるといえます。
屋根の向き
太陽光発電は適当な日当たりが必要です。
屋根の向きによってはあまり日当たりが良くない場合もあるでしょう。そのような時は、できるだけエネルギー変換効率の良い商品を選ぶ必要があります。
また、日当たりが良すぎる場合も要注意です。なぜならば、ソーラーパネルは高温になるほど変換効率が低下するという特徴があるからです。
温度による性能変化の少ない商品を選ぶようにしてください。
複数のメーカーで見積もりしてみる
太陽光発電システムはさまざまな会社が販売をしています。見積もりを出してもらう際には、必ず複数社について依頼するようにしましょう。
この時、東芝が得意なA社、パナソニックが得意なB社というようにバラバラに見積もり価格を出してもらうのはおすすめできません。得意とするメーカーの商品を買わせるために、他社製品を高めに見積もったり酷評したりするようなことがあるからです。
見積もり価格を出してもらうならば、まず複数メーカーの販売実績がある会社を選択し、まとめて各社のパターンを計算してもらうようにしましょう。
太陽光発電の口コミを参考にしよう
いかがでしたでしょうか。太陽光発電システムには実にさまざまなものがあります。選択するにあたっては製品および家庭の状況に気をつけながら、最適の商品を選択するようにしましょう。
・最適の太陽光発電システムは、それぞれの家庭によって異なる
・口コミを参考にしながら、家の屋根の形や大きさなどを正しく把握することも大切